百人一首 -好きな和歌を選んで鑑賞カードをつくろう!-
小倉百人一首の中から好きな和歌を選び、鑑賞カードにまとめるというシンプルな実践です。
最近は、小学校でも中学校でも百人一首をつかった「競技かるた」をやる機会があるようです。
(私の時代はなかったな・・・)
学習指導要領が変わり、小学校でも「古典」に親しむ機会を増やそうという「伝統的言語文化」を
重視する姿勢の表れなのでしょうか。
「古典」は音読や素読などが有効だと言われているので、古文法とか意味などをいじくり回す前に、
音やリズムを意識して身近な物としていくのが良いですね。
特に、日本語は「五・七・五」のリズムは生活の場面でもさまざまなところで耳にするものです。
だから、日本語の理解という意味でも、和歌のリズムに体を慣らせておくというのは有効だと考えます。
みなさんは、好きな和歌ありますか?
【小学生の作品】
(鑑賞した和歌)
■秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇 1番)
■朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪(坂上是則 31番)
■ひさかたの光のどけき春の日に静心なく花の散るらむ(紀友則 33番)
■夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ(清原深養父 36番)
(鑑賞した和歌)
■春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇 2番)
■嵐吹くみ室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり(能因法師 69番)
■浅茅生の小野の篠原しのぶれどあまりてなどか人の恋しき(参議等 39番)
■いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな(伊勢大輔 61番)
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