捨てられる食料13億トン/食育

2012-06-22

本日、2012年6月22日読売新聞朝刊34面(社会)

昨日の「国連持続可能な開発会議」の話題を今朝の新聞からもう一つ注目。

『捨てられる食料13億トン』

今日も大変ショッキングな見出しが躍っています。

記事によれば、国連食糧農業機関(FAO)の調査で、世界中で先進国を中心に年間約13億トンの食糧が捨てられているとのことです。

この数字、なんと生産量の3分の1に当たるそうで、サハラ砂漠より南のアフリカ諸国の生産量と同等の量だそうです。

世界には飢餓人口が9億人以上いるといわれている中で、こうした消費されずに捨てられる食料が大量にあるというのは、「先進国」と呼ばれる国の中で生活し、毎日、毎年大量の食糧廃棄物を出している当本人としても自覚的にならなければいけないと改めて思わされます。

日本では、どうなのでしょうか。
日本の食料自給率は低い(約40%)といわれていますが、一方で廃棄されている食品は年間約1850万トンにもなるとのことです。

この問題は、耕作面積や気象環境の問題も、また、爆発的に増加した人口の問題もあり、単に先進国で余った分を途上国に回すというような発想だけでは解決することはできないでしょう。

記事では、NGO「ハンガー・フリー・ワールド」の方が同様の主旨のコメントをしています。

そうした話題に引き寄せられ、同新聞よりもう一つの記事を取り上げます。

30面(地域:神奈川横浜版)の記事。

『「食育」取り組み着々』

という見出しの記事です。

「食育」というのも近年話題とされることが多いものですが、食べ物の大切さや食生活・食習慣などについて注目することは、大変重要なものだと思います。

記事では、秦野市立本町小学校の取り組みが紹介されていましたが、秦野市が食育への取り組みを本格化させた理由は、給食の食べ残しや偏食が問題化したことだそうです。

給食といえば、私が小学生の頃、給食を残している生徒は食べるまで食器を片づけられない、ある意味無理やり食べさせられるというようなことがありました。
現在は食品アレルギーなどの問題もあり、無理やりにでも食べさせるということには慎重でなければならないと思いますが、とはいえ、栄養バランスなどが考えられた献立で小中学生の健全な心身を育成するというのは、教育という視点でも大変重要なものです。
教育、勉強、というとすぐに「頭」での学習を連想しがちかもしれませんが、「健全な精神は健全な肉体に宿る」ともいいます。体や心の発育を含めて、教育、学習ということを考えなければ、大変アンバランスな、頭でっかちな成長を遂げてしまうことになるかもしれません。

さらに、こうした「食育」の取り組みでは、是非、国レベルあるいは世界レベルでの食料事情などの広い視野の話題も取り扱ってほしいものです。

先の食糧廃棄物の問題、食料自給率の低い、が、飽食な環境である日本・・・
これらの問題が給食の食べ残しや偏食、食品アレルギーなどの問題と全く無関係な話ではないでしょう。

さて、みなさんはこの問題、どう考えますか?


                 
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