日本が先進国でなくなる!?/新聞を読むこと

2012-04-19

学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室では、「基礎講座」で新聞を使った学習(NIE)を推進しています。
その関係もあり、教室では新聞の定期購読をしております。

もう2日前になりますが、気になる記事がありましたので、ご紹介したいと思います。

読売新聞2012年4月17日火曜日の朝刊12面
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120416-OYT1T00504.htm

「2050年、日本のGDP9位転落も」
という見出しで始まる記事です。
ご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。
前日4月16日月曜日の夕刊の1面にも取り上げられていたニュースです。

この記事の内容は、経団連の研究機関21世紀政策研究所が発表した
「2050年までの日本と世界50か国の国と地域の長期経済予測」に関するものです。

この発表は、少子高齢化が進む日本では効果的な成長戦略などを早急に取り組まなければ
経済一流国の座から転落しかねないというものだったようです。

日本が「不景気」だということはもう随分前から声高に叫ばれていて
さらに、最近では国と地方を合わせたの借金の合計が800兆円を超え
900兆円に近付いたということは多くの人が話題にしていることです。

しかし、その一方で、昨今の欧州の経済危機などに連動する形で円が買われ、
円高になっている状況などからすれば、日本円への信用力がまだまだ失われていないとみることもできそうです。

日常の生活や話題では「不景気」と言いつつ、世界的に見れば、日本は依然として経済大国に変わりはないのだろう・・・
という実感がある人も多いのではないでしょうか。

先の新聞記事では、現在の状況のままでは、2050年、今から約40年後には、日本が経済大国としての地位は保てない
かもしれないというものであり、自分も無関心ではいられないな、と関心を持って記事を読みました。
教育という分野に関わる以上、やはり教育的な話題に関心はより強いので、特に、「人材」についての提言部分は深く頷きながら読みました。

記事にはこうありました。
提言は、少子高齢化で働き手が減る中、女性や高齢者の就業を増やす必要があると強調している。
「北欧諸国の水準まで30~40歳代の女性の労働力率を高めることができれば、少子高齢化による悪影響をかなり相殺できる」と指摘し、
オランダのように、短時間とフルタイムを柔軟に選択できる仕組みを導入するよう求めた。グローバル競争が激しくなる中、時代の変化を先取りする個性的な人材の育成なども急務だとした。

皆さんはこの記事について、「提言」について、どう思われますか?

・・・と、こんな風にある興味深い、自分の生活を直結している話題について、情報や一つの価値判断を提示してくれるのが新聞です。
新聞を使うことで、自分や他の誰かが何を感じ、どう考えるのか、意見の交流をすることができます。
そんな教育的にもおもしろい授業が新聞を使うことで割と容易に出来てしまうんですね。

神奈川県では今年度実施(平成25年度)入試から制度の改訂、学力検査内容の大幅改訂が決まっていますが、
公表されている学力検査予想問題では、多くの教科で記述解答が求められらたり、
提示された資料に基づいて考えられる今後の展開を自分で予測して答えなければならない問題など、
非常に重要な力ではあるが、「テスト」ではあまり聞かれてこなかったものがどんどん登場する予定です。
新聞を用いた学習にはそうした学力を磨いていくことにも有効だと考えられます。

最近は新聞を購読している方が減ってきているという話を聞きますが、それは多分にインターネットなどの情報通信・処理機器の普及が影響しているのでしょう。

もちろんインターネットなどは情報収集ツールとしては大変優れたもので、それなしにはもう今の生活は考えられないほどになっているのかもしれません。
新聞を単に情報収集ツールとだけ考えれば、新聞はインターネットやスマートフォンに比べれば劣っているともいえるでしょう。
しかし、新聞の有用性は実は情報収集だけではないんですね。

その新聞を用いることの大切さを端的に語っているものが、先の記事の裏面(読売新聞2012年4月17日火曜日朝刊11面)の投書記事(「気流」)にありました。

投稿者は小学生。
学校で新聞の内容を話題にすると友人から「おやじみたい」と言われるようです。
ニュースはテレビやネットでもみられる。
でも、画面でさっとみるだけでなくその内容について自分で考えることがなければ、
他人の意見に安易に流されてしまうかもしれないから、若い世代も新聞や本を読み、
考え、自分の意見を持つことが大切だ、という内容の投稿です。

感心しました。

小学生で新聞を読むということもそうですが、それについて、こうまで自分の意見を持つに至っているのかと。

この投稿者が立派だから新聞を読んでいるということもあるかもしれませんが、
新聞を読み始めたからこそ、自分で考え、自分の意見が持てるようになったともいえるかもしれませんね。

新聞を用いた学習(NIE)は最近は学校教育でも注目されているテーマではありますが、
学校の授業内のわずかな時間だけでなく、もっとこういった学習をしたいという方は
ぜひ当塾の「基礎講座」をご受講下さい。

日本語の文法や文章の読み書きをはじめ、新聞を用いて学習を進めていく講座です。
小グループでの協同学習ですので、他の人との意見交換・交流が可能です。
スピーチやプレゼンなどの力を伸ばしたいという方にも打ってつけの講座です。

ご興味・ご関心のある方は、お気軽にお問合せ下さい。

 


                 
Copyright(c) 2012 Learning-Labo by STcommunity All Rights Reserved. Designed by o2BusinessTheme