ディベート「給食に牛乳が出ることに賛成か反対か」 ジャッジ

2014-12-04


ディベート「給食に牛乳が出ることに賛成か反対か」

の内容は↑こちら↑からご覧ください!

(それぞれの立場から提出された立論の論点にそってジャッジをします)

【賛成派へのジャッジ】
1.牛乳屋(酪農家)の生計を立てているということが、そのまま給食で牛乳を
  出すことを支持する根拠となるものではない。もちろん、直ちに廃止となっ
  た場合、酪農家や牛乳屋の生計を脅かすことになると考えられる。しかし、
  そのために牛乳を給食で出すというのは、一部の人たちの利害関係で成り立
  つものであり、それは不健全なあり方だという反対派の反論は至極真っ当な
  ものである。それに対しての有効な反論は認められない。
  蓋然性:2 × 価値:3

2.牛乳の栄養素についてデータの提示があいまいではあるもの、しかし、牛乳
  の栄養素が高く、話題になりがちなカルシウム以外にも栄養素は含まれて
  おり、子牛が成長するために不可欠なものであることからすれば、栄養素が
  高くないという反論は有効ではない。また、カロリーが高いという点も、
  適量の摂取であれば大きく問題になるほどの高カロリーとはいえないだろう
  し、そもそもカロリーが高いという反論も、何を基準として高いのか不明で
  あり、有効だとは認められない。
  蓋然性:5 × 価値:5

3.適度に飲むと良いというには確かにそうであろうが、それは牛乳が飲まれる
  ことのメリットであり、給食で出ることを直接支持するものではない。
  例えば日常では多くの児童生徒が牛乳を飲んでおらず、牛乳によって摂取
  できるような栄養素が不足しているという実態があり、その不足を給食が
  補っているという資料が提示できれば相当に説得力はあるが、このままでは
  牛乳が給食に出される理由としては、価値ある指摘ではあってもそれほどの
  蓋然性は認められない。
  蓋然性:2 × 価値:4

4.3、同様重要な指摘であり、児童生徒など成長期の子どもたちが牛乳を飲む
  ことのメリットは十分に意味のある指摘である。しかし、やはりそれが給食
  で出されることの根拠としては説明不足。
  蓋然性:3 × 価値:4

■合計ポイント
 合計51点、論点4(×25=100満点)のため、得点率51.0%

【反対派へのジャッジ】
1.和食(米食)という食文化や食育の観点から牛乳が合わないという理由で
  廃止されている実例が紹介されている。もちろん、現在の日本では和食だけ
  でなく、外国の食文化を取り入れ、多様な食文化が展開されているから、
  和食との食べ合わせの悪さという点だけで、給食から牛乳を完全に排除する
  というのは乱暴な議論である。実例からも指摘できる通り、蓋然性は十分に
  認められるが、一方で反論も有効に機能していると言わざるを得ない。
  蓋然性:4 × 価値:4

2.この指摘は、反論にもある通り、その他の食材のアレルギーの場合との比較
  が考慮されておらず、牛乳だけを特別視してるにすぎないと言わざるを得な
  い。
  蓋然性:3 × 価値:3

3.においについては、非常に主観的な基準である。その他の食材に関しても
  苦手な人もいる。牛乳だけを特別視した考えである。もちろんパックの洗浄
  などの手間は確かに認められるものの、それだけで給食に牛乳が出される
  ことを反対する理由としては弱い。また、賛成派の反論「給食も授業の一環
  であり、嫌だからやらない、排除するというのは間違い」という指摘は至極
  もっともである。
  蓋然性:2 × 価値:2

4.牛乳賛成派の論理として提示されがちな「豊富なカルシウム」の摂取につい
  ては、他の食材でまかなえばよいという指摘は有効なものである。しかし、
  賛成派の反論で提示された乳製品だからこその栄養素や、代替品で同等の
  カルシウムを摂取するには大量の食材が必要だという指摘に対して、有効な
  反論が展開できていない。また、代替品については賛成派の反論のなかで
  一部提示されたが、立論した反対派からの説明は不足している。
  蓋然性:3 × 価値:3

■合計ポイント
 合計38点。論点4(×25=100点満点)のため、得点率38.0%


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