全国学力学習状況調査

2013-04-25

24日に全国学力・学習状況調査が実施されました。
4年ぶりの悉皆(全員参加方式)調査とあり、新聞等でも大々的に報じられています。

本日の読売新聞朝刊でも、調査問題が掲載されています。

まだ、じっくりと分析はしていませんが、パッと見では最近の傾向を踏襲しているであろうことがわかります。

つまり、国語の問題ではA,B問わず、文章読解問題だけでなく、図表や新聞、ポスターやパンフレット等々。
より実生活で触れる機会の多い媒体が用いられた問題が多く見受けられます。
今回は、選抜高等学校野球大会の開会式における「選手宣誓」が表現の工夫を吟味する問題に使われていましたね。
より身近な話題を用いることは、学校での学習が現実生活のどういった部分にむすびつくか、つまり、社会への接続ポイントが分かるきっかけとなります。
何となく普段の学習は、教科書や教室という枠組みの中だけで完結してしまいがちですが、実は、そうした学習が世の中をどう構成しているのか、そんな眼差しを持たなければ、結局は、学校の学習が「テスト」や「入試」のためだけで終わってしまうことになります。
その意味では、今回の題材は大変面白い取材であると思います。

本サイトでもくり返し注目していますが、これはOECD-PISAでの日本の生徒の学力課題、またその影響を受けて改訂された新学習指導要領、あるいは、そうした流れの中での神奈川県公立高校入試の変化、はたまた近年注目されている公立中高一貫校の適性検査等々、挙げだしたら切りがありませんが、そうした教育界の流れは大きく同一の方向に向かっていると考えてよさそうです。

ただし、今回の全国学力・学習状況調査は、あくまで「学力・学習」の「状況」を「調査」するテストです。
つまり、何らかの序列を決めたり、選抜をするための試験ではないということ。

ともすると、「勤勉な」日本人は、こうしたテストの結果=数字ばかりに注目してしまい、1点でも多く点数を改善することに躍起になってしまう。
いや、なり「過」ぎてしまう。
too muchは決して良いものではありません。

実は選抜の性格を持つ入試などでも同様のことがいえるのですが、それについてはまた別の機会でコメントしたいと思います。

民主党政権下で財政削減の折、抽出調査となったり、参加するしない、地域、学校の序列化のツールとなり下がり不正が行われた、等々、全国学力・学習状況調査にはネガティブな話題だかりです。

ぜひ、本来の意義通り、どのような力がどの程度身についているのか、児童生徒の側も指導者の側も、これまでの自分たちの学習の如何をきちんと把握するための機会として頂きたいものです。

さてさて、皆さんはどのくらい解けましたか?
単純な知識問題は学年によって未修得のものもあるとは思いますが、
それ以外のものは学年問わず取り組めます。
ぜひ挑戦してみて下さい。

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